藤村官房長官は13日、中国国家海洋局の航空機1機が同日、沖縄県尖閣諸島の魚
釣島近くの日本領空を侵犯し、航空自衛隊が戦闘機を緊急発進させたと発表した。首
相官邸で記者団に語った。中国機の領空侵犯は初めてで、政府は「極めて遺憾だ」と
中国に抗議した。領空侵犯は、尖閣諸島の領有権を主張する中国が日本政府への揺さ
ぶりを強める狙いがあるとみられる。

 

我が国の政治空白を狙った中国の領空侵犯。これだけタチの悪い隣国が存在している
ことを我々日本人は再認識しなければならないだろう。野田首相は領空侵犯について、
「これからも緊張感を持って警戒監視にあたると同時に、中国政府に対しては厳しく
抗議している」と強調したようだが、もはや下野が確実となっている野田政権および
民主党など眼中にないだろう。中国が見据えているのは次期政権である。自民党が政
権に返り咲くのはほぼ確実な情勢で、第二次安倍政権が誕生した際、対中政策がどう
なるのか。我が国以上に中国が気にしていることだろう。