第46回衆院選は16日、投開票される。沖縄県を除く九州・山口の8県38選挙区
では計149人が立候補し、デフレ・円高対策や環太平洋戦略的経済連携協定参加な
どをめぐり、激しい舌戦を展開する。各種情勢調査では、安倍晋三総裁率いる自民党
が大勝し、自民、公明両党で300議席を超す勢いだが、民主党日本維新の会など
も追い上げに躍起。最終盤でどの政党がいかに無党派層を取り込むか、投票率がどこ
まで上がるかで勝敗は左右される。

 

自民党の圧勝で終わると思われる衆院選。3年余りの民主党政権がしてきたことを考
えれば、それは当然のことであろう。野田首相衆院議員の任期満了まで引っ張るか
と思われたが、嘘つきとの批判に耐えられなかったのか、惨敗を覚悟の上で解散に踏
み切った。それだけは評価してよいと思うが、一部の報道では民主党は100議席
割り込むとの観測さえある。こう言った極端な結果が出ること自体、本来なら制度と
して正しいのか、きちんと評価しなければならないが、それは選挙の後の話だ。泣い
ても笑っても明日で選挙戦は終了である。