安倍晋三首相は31日夜、首相公邸で公明党山口那津男代表、北側一雄副代表ら
同党幹部と会談、夏の参院選に向け、結束して政権運営に当たっていくことを確認
した。菅義偉官房長官公明党から入閣している太田昭宏国土交通相らも出席した。
会談では、大胆な金融緩和を柱とする首相の経済政策「アベノミクス」について、
公明党の出席者から「レーガノミクス(米国のレーガン元大統領の経済政策)に匹
敵するくらい歴史に残る」との声が出た。

 

先の衆院選自民党が圧勝したとは言え、衆院で3分の2の議席を確保出来るのは
公明党があってのことである。また、我が国最強の集票マシンである創価学会を支
持母体とする公明党は切っても切れない関係にあるのだろう。安倍首相も本音を言
えば公明党創価学会に頼らない選挙戦としたいところだろうが、ちょっとしたこ
とで簡単に変わってしまう有権者の気ままさが足枷となる。そうなると、組織票と
言うものは実に心強いのだろう。本来なら相容れるはずのない両党だけに、いつま
で蜜月関係が続くか、注目したい。