防衛省は7日、ロシア空軍の戦闘機2機が北海道・利尻島南西の日本領空を侵犯した
と発表した。ロシア機の領空侵犯は2008年2月以来約5年ぶりで、旧ソ連時代を
含めると34回目。領空侵犯を受け、外務省の宇山秀樹ロシア課長は同日、在京ロシ
ア大使館のジョスキー参事官に厳重に抗議、事実関係を調査するよう求めた。ロシア
側は「本国に確認する」と回答した。

 

ロシア側は「管区内の軍用機が日本海上空を飛行したものの、国際法に基づき飛んで
おり他国の国境は侵していない」と反論している。領空侵犯を素直に認めたりはしな
いだろうが、約5年ぶりと言うことが気になる点だ。中国が尖閣諸島への野心を隠さ
ない中、我が国の海上保安庁海上自衛隊は神経をすり減らしている。さらに、ここ
にきてロシアが領空を侵犯する、中国の動きに便乗しているかのようにも見えるのだ。
安倍政権にとって悩ましい問題が増えたようだ。