和牛オーナー制度で出資金を集めていた「安愚楽牧場」が経営破綻した問題に絡み、
民主党海江田万里代表が経済評論家時代に書いた記事を基に投資して損害を受けた
として、債権者30人が18日、計約6億1150万円の損害賠償を求める訴訟を東
京地裁に起こした。訴状などによると、海江田代表は93年に衆院議員に初当選する
まで経済評論家として活動。同牧場について「利益は申込時に確定していてリスクは
ゼロ」などと出資を勧める記事を度々執筆していた。

 

民主党の再建を担うはずの海江田氏だったが、思わぬところで足をすくわれたようだ。
今回の訴訟では、海江田氏が安愚楽牧場について裏付け調査や投資の危険性について
説明する義務を怠ったなどとしているようだ。確かに「利益は申込時に確定していて
リスクはゼロ」との表現は極めて問題ではあるが、投資の判断をしたのは自分である。
リスクのない投資など有り得ず、そう言ったことを見抜けなかった自らの責任をどう
考えているのだろう。これでは単なるタカリの一種と言わざるを得ない。