日本維新の会石原慎太郎共同代表が脳梗塞だったことが27日、関係者への取材
で分かった。2月27日に体調に異変を感じたため、かかりつけの東京都内の病院
で検査を受けたところ「軽度の脳梗塞」と診断され、入院したという。心配された
後遺症はなく、三男で自民党の宏高衆院議員はこの日、取材に「退院しました」と
明かした。石原氏は昨年12月の衆院選で当選し、17年ぶりに国政復帰。

 

石原氏は東京都知事を辞職し、太陽の党を結成した後、日本維新の会に合流。橋下
氏との共同代表と言う双頭制により、存在感を発揮した矢先の入院であった。風邪
をこじらせたための入院、と当初は発表されていたものの、入院が長期に渡ったた
め、深刻な状況にあるのではとの観測が流れていた。政治家にとって病気は命取り
になりかねない。軽度の脳梗塞との発表が本当なら良いが、石原氏が復帰出来ない
ような状態なら、維新の会は国政における支柱を失いかねないだろう。