民主党参院議員の平野達男前復興相が同党を離党し、3選を目指す今夏の参院選
手選挙区に無所属で立候補する方向で調整を進めていることが、党県連関係者への
取材で30日分かった。平野氏は既に複数の関係者にこうした意向を伝えており、
同日午後には盛岡市内で県連幹部に説明する。党への支持率が低迷する中、無所属
となることで幅広い支持集めを目指すとみられる。同選挙区では、自民党が公募を
含む候補者選びを進めているほか、生活の党なども候補擁立の方針を決めている。

 

民主党と言う泥船にいては、自分も沈んでしまうと判断した議員達が離脱を始めて
いるようだ。第一次安倍政権が参院選で惨敗し、議席を大きく伸ばしたのは民主党
であり、そしてその6年後に彼等が改選を迎えている。そこで再び安倍首相率いる
自民党と戦うことになるとは、思いもよらなかったであろう。完全な逆風下の戦い
だけに、民主党と言う看板を捨てた方が得策、そうした計算が働くのは仕方ないの
ではないか。平野氏のように閣僚を務めた議員でさえ、このような有り様なのだ。
新人議員など我先に逃げ出してもおかしくはない。