民主党細野豪志幹事長は31日、山口県下松市で記者団に、同党を離党し、夏の
参院選に無所属での出馬を検討している平野達男参院議員(岩手選挙区)と30日
に会談し、慰留したことを明らかにした。「民主党にしっかり残って戦ってほしい」
と求めたという。細野氏は、平野氏の発言内容は明らかにせず、「あとは平野氏が
どう考えるかだ」と語った。

 

民主党としては有力議員に離党されては、さらに参院選での勝利が遠のくことにな
り、絶対に容認は出来ないだろう。しかし、それでも離党すると突っぱねられてし
まえば、それ以上は何もしようが無い。それだけに細野氏が平野氏をどう慰留した
か、その辺が気になるところである。民主党と言う看板を背負っては戦えないと、
改選議員が考えるようになれば、第2、第3の平野氏が出てくるのではないか。果
たして参院選までにどれだけの議員が離党することであろうか。