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自民党岩手県連の鈴木俊一会長らは３日、石破茂幹事長と会談し、夏の参院選岩手
選挙区で、公募で選んだ慶応大ラグビー部前監督の田中真一氏を公認するよう申請
した。一方、民主党を離党して同区から出馬する平野達男前復興相への支援に関し、
高村正彦副総裁は「よほどしっかりした理由がないと国民が納得しない」と指摘。
石破氏も周囲に「筋が通るか」と述べ、慎重な立場だ。

岩手はかつて小沢王国として、民主党の牙城であったわけだが、小沢氏が民主党を
離党し、さらに小政党の代表にまで転落した結果、自民党は議席奪還のチャンスが
巡ってきた。小沢系議員の平野氏が民主党を離党し、無所属で戦うことを決めた中、
一部では平野氏を支援しようとする動きもあるようだが、さすがにそれでは有権者
の理解を得るのは難しいだろう。堂々と自民党の公認候補を推して戦うべきである。
姑息な手段で勝っても得るものは極めて少ない。