自民党高市早苗政調会長は6日、読売テレビの番組で、憲法改正の発議要件を緩和
するための96条改正に公明党内で慎重論が強いことに関し、「憲法は国家観に関わ
ることだ。常に選挙の争点になるべきで、国家観による政界再編が最後の正しい姿だ
と思っている」と述べた。自民党改憲発議要件を定めた96条を見直し、衆参両院
で総議員の「3分の2以上」の賛成から「過半数」に引き下げることを目指している。

 

自民党公明党、本来なら政策面で一致することの方が少ないはずだが、連立関係を
維持出来たのは公明党が我慢をしてきたから、とも言えるのではないか。下駄の雪と
揶揄されてきながらも、自民党と連立を組んできたのは、自党の政策をバーターで通
してもらう、それくらいの意味しかないのだろう。自民党にとっても最強の集票マシ
ンである創価学会を支持母体に持つ公明党の存在は、選挙を見据えた関係に過ぎない。
高市氏がこう言った発言をしたところで、公明党が連立関係の解消に動くとは思えず、
しばらくは自公政権と言う枠組みは続くだろう。