民主党に離党届を提出していた室井邦彦参院議員は8日午前、平田参院議長あてに
議員辞職願を提出した。室井氏は夏の参院選に他党から出馬する意向で、日本維新
の会などと調整を進めている。室井氏の辞職に伴い、民主党の2007年参院比例
名簿に従って、尾辻かな子氏が繰り上げ当選となる見通しだ。参院民主党会派は
85人で変わらず、第1会派は維持される。

 

室井氏は離党届を出していたものの、離党届が保留の扱いとなっていたため、この
ままズルズルと先送りされては、自分の選挙活動に影響すると見たのか、早期に議
員辞職することで、維新の会などとの交渉を加速させるようだ。あくまで自分の選
挙が大事と言う、目先のことだけを考えた行動に呆れるばかりだが、民主党がどう
しようもない政党であることは事実である。かと言ってこうも簡単に逃げようとす
る議員がいることも、またどうしようもないことである。