生活の党の小沢一郎代表は14日、盛岡市で記者会見し、夏の参院選岩手選挙区に
同党県議の関根敏伸氏を公認候補として擁立すると発表した。小沢氏は同選挙区で
民主党との選挙協力を目指していたが、民主が8日に独自候補の擁立を発表した。
関根氏擁立で同選挙区は、無所属で出馬する意向の現職の平野達男・前復興相ら計
6人が争う構図になった。

 

生活の党は参院選岩手選挙区で独自候補を擁立するようだが、かつての小沢王国で
意地を見せられるか。一人区に6人が立候補しているため、かなりの激戦が予想さ
れ、如何に小沢王国と言えども当選は難しいのではないか。小政党の代表にまで転
落したことで、支援者の小沢離れも進んでいるであろうし、そもそも小沢氏を支援
するだけのメリットを見出せない。東日本大震災で甚大な被害を出した岩手県、政
権政党にいたはずの小沢氏が地元に何をしてくれたか。それを考えれば、小沢王国
など霧散しても仕方のないことだと思い知らされる。