新党改革舛添要一代表は12日の記者会見で、7月の参院選について「候補者の
調整がうまくいかず、時間も迫っている」として、候補者の擁立を見送る考えを明
らかにした。他党候補の推薦もしないという。舛添氏は参院選に出馬しない意向を
表明しており、今回非改選の荒井広幸参院議員が同党唯一の所属国会議員となる。
舛添氏は自民党への復党の可能性を問われ、「参院議員任期を全うする。その先は
全く白紙だ」と否定しなかった。

 

舛添氏ほど誤った決断をした議員は珍しいと言わざるを得ない。自民党時代、厚生
労働大臣を務め、国民的人気も高かったわけだが、何を思ったか自民党を飛び出し、
改革クラブを改称する形で新党改革を立ち上げた。何をしたいのか良く分からなか
った改革クラブの議員にとって、客寄せパンダとして舛添氏を招き、選挙を勝ち抜
きたかったのだろうが、そうは問屋がおろさず、ほぼ壊滅状態にある。看板である
舛添氏でさえ参院選に出馬出来ない現状はあまりに寂しい。