安倍晋三首相が東欧4カ国首脳と発表した共同声明で、原発輸出に前向きな方針を示
したことに対し、共産党市田忠義書記局長と社民党福島瑞穂党首はそれぞれ17
日の記者会見で死の商人との表現で批判した。市田氏は「東京電力福島第1原発事故
がいまだ収束せず、制御不能の状態の下で、海外に売り込むことは、死の商人と言わ
れても仕方がない重大な問題だ」と指摘。福島氏も「たくさんの被災者、避難者を生
んだ原発事故の反省が全くない。まさに死の商人として世界を歩いている」と述べた。

 

社民党共産党も批判するだけで、何も出来ない現状をどう思っているのだろう。死
の商人などと口汚く罵っても、正に暖簾に腕押しである。安倍政権は微動だにしない
上、かえって自党の評判を落とすことになる。原発を国策として輸出する、そのこと
を死に商人に例えるなど、あまりに安易な発想である。すでに国会内でも何の影響力
を発揮出来ない小政党に転落し、たまにニュースになったと思ったらこの程度のこと
である。まったくもって恥ずかしいと思わないのだろうか。