21日投開票の参院選は13日、2回目の週末を迎え、各党首が都市部や接戦の選挙区
で支持を訴えた。自民党は安倍首相が接戦の沖縄に入ることを決めるなど、31ある改
選定数1の「1人区」の全勝を目指す方針だ。一方、野党各党は改選定数2以上の複数
区を主戦場とみて、後半戦は党幹部の応援を集中させる考えだ。複数区では、野党間の
舌戦も激しさを増している。

 

自民党の圧勝は揺るがない中で、こうなるとどこまで自民党が勝つか、そこに注目が集
まるのも仕方ないだろう。そうなると複数区では自民党公明党以外の候補は熾烈な議
席争いを展開している。それこそ与党の思うつぼだと思うが、それでも戦いを止められ
ないのが選挙と言うものだ。民主党も組織票では連合をバックに持っているだけに、比
例区ではある程度の議席は取れても、地力が問われる選挙区では厳しい。風頼みの第三
極も戦況は安定しない。与党絶対有利の中、選挙戦は終盤に向かいつつある。