我が国の政治を停滞させていた「ねじれ」がいよいよ解消されるのか、注目が
集まっている。第一次安倍政権で「ねじれ」が作られ、第二次安倍政権で「ね
じれ」が解消される。そんなシナリオが実現するとは、6年前には誰も考えて
いなかったことだろう。

 

「ねじれ」は熟議につながり、政権の独走に歯止めをかける、そんな論調も目
にするが、果たして本当に熟議につながったのだろうか。そのような検証もせ
ずに軽々しく「ねじれ」を評価すべきではない。この選挙が我が国に何をもた
らすのか、国民がきちんと注視しなければならないのだ。