民主党細野豪志幹事長は22日のNHKの番組で、参院選惨敗を受けた自身の進退
について「人事権は代表にある。私個人を超えて代表に考えていただいている」と述
べ、海江田万里代表の続投要請を受け入れ21日に示していた辞意を事実上撤回した。

 

昨年末の衆院選に続き、参院選でも壊滅的な惨敗を喫した民主党。党再生のための顔
ぶれとしては、海江田―細野のラインはどうなのだろうか。若さを売りにするのなら
細野代表と言う選択肢もあったはずだが、火中の栗を拾うのを避けたのも事実だろう。
安倍首相率いる自民党との差は開く一方で、おそらく向こう3年間は国政選挙の実施
が無いと思われる中、ますます民主党は埋没していく。それを脱するための策が彼ら
にあるのだろうか。