みんなの党渡辺喜美代表は週内に、政界再編を目指す民主党日本維新の会との中堅
・若手会合に関与してきた柴田巧参院議員、井坂信彦衆院議員への事情聴取に乗り出す。
産経新聞の取材で両氏は離党を求められても拒否する意向であることが判明。双方の意
見対立が先鋭化すれば、自発的離党に追い込まれた柿沢未途政調会長代理に続く党分
裂劇に発展する可能性もある。渡辺氏は政界再編をめぐり意見が対立していた江田憲司
前幹事長を更迭。柴田、井坂両氏の事情聴取により一気に党内の不満分子を締め付け、
純化路線を進める構えだ。

 

政界再編を目指していた議員を追い出しにかかり、純化路線をひた走るみんなの党の渡
辺代表。今のままの流れが続くと、おそらくみんなの党は非常につまらない政党になっ
てしまうだろう。代表の考えに沿わないと追い出される、それでは議論が深まるわけが
ない。例え小政党であろうとも代表として率いていくことに意義を見出したのなら、そ
れはそれで結構だが、それこそ存在感を発揮出来ないまま消えていくことを意味するの
ではないか。柴田、井坂両氏を追い込むような真似をすれば、純化とは名ばかりの分裂
に追い込まれる可能性さえ出てきた。