民主党の青年委員会は30日から1泊2日で、全国の若手地方議員ら約120人を集
めて仙台市で合宿を行った。青年委主催の合宿は初めてで、2015年の統一地方選
に向けた地方議員との連携強化が狙いだ。党勢が低迷する中、地方議員からは厳しい
意見が相次いだ。参加者は30日、東日本大震災で被災した同市内の復興住宅などを
視察後、温泉地に宿泊した。31日には青年委の全国大会に臨んだ。

 

この合宿では、出席者からは「民主党というブランドは地に落ちた。民主党は死んだ
と言っても過言ではない」「党運営が国会議員至上主義という印象だ。地方議員の意
見にもっと耳を傾けるべきだ」など、不満が噴出したようだ。民主党に所属する議員
にとって、もはや民主党と言う看板が自身の政治活動の邪魔になる、皮肉な話ではな
いか。これからを担うはずの議員が軒並み討ち死にした現状では、党の再生を進めた
くても出来ないのが実態であろう。