みんなの党浅尾慶一郎幹事長は3日の記者会見で、連立政権を目指す「政党ブロッ
ク」再編構想に関し「他党にも呼びかけて勉強会をやっていきたい」と述べ、実現を
目指す考えを示した。同構想は渡辺喜美代表が党の存続を前提に提唱している。同党
は6日に勉強会を開き意見集約を図り、10月召集予定の臨時国会中にも他党に賛同
を呼びかける方針。新党設立を視野に入れる江田憲司前幹事長や民主党、日本維新の
会などの一部の動きをけん制する狙いもある。

 

みんなの党が党内のゴタゴタで評判を落とす中、政党ブロック構想を打ち出したとこ
ろで他党は冷ややかな目で見るだけではないか。江田氏や柿沢氏が受けた仕打ちは、
絶対的な存在である渡辺代表の考えに沿わなかったことによるものである。ある意味、
政党を私物化しているとも言えるわけだが、これでは政党ブロック構想が受け入れら
れる下地などありはしない。浅尾幹事長が渡辺代表の単なるイエスマンになってしま
っては、みんなの党の成長はあり得ないだろう。