古屋圭司拉致問題相は20日朝、東京の靖国神社を参拝した。17日から始まった秋季
例大祭の期間中に安倍内閣の閣僚が参拝するのは2人目。古屋氏は今年4月の春季例大
祭、8月15日の終戦の日にも参拝している。古屋氏は参拝後、記者団に「国会議員が
国のために命を捧げた英霊に哀悼の誠を捧げ、平和への誓いを改めて表することは当然
の責務だ。同時に、一人の日本人として参拝することは当然のことと思っている。そも
そも、近隣諸国を刺激しようなどという意図はまったくない」と語った。

 

靖国神社の参拝は安倍政権にとって極めて重要な課題である。閣僚の参拝さえ認めなか
った民主党政権と比べて、まっとうな対応は取っているものの、やはり誰もが気にする
のが安倍首相が参拝するかどうかであろう。果たして在任中に靖国神社の鳥居をくぐる
ことはあるのか。正直なところ、中韓との関係は靖国神社を参拝しようがしまいが、悪
化しているのが現状であり、参拝を控えたとしても関係が改善することはないだろう。
中韓への配慮と言うのであるなら、靖国神社の参拝を問題にする前に他にやるべきこと
があるのではなかろうか。