任務中に死亡した自衛官を悼む自衛隊殉職隊員追悼式が26日午前、東京・市ケ谷
防衛省で開かれ、遺族ら約500人が出席した。安倍晋三首相は、再発防止に最善を
尽くすと約束するとともに「尊い犠牲を無にすることなく、わが国の平和と独立を守
り、世界の平和と安定に貢献するため全力を尽くしていく」と述べた。

 

自衛隊の殉職者数は、前身の警察予備隊が発足した1950年以降、計1840人を
数え、かなりの人数であると言えるだろう。我が国は幸運にも自衛隊が戦うような事
態は避けられてきたものの、中国が尖閣諸島への野心を隠そうともせず、既成事実作
りに力を入れてくる中、今後も自衛隊の存在は重要となってくる。米国が財政難を理
由にアジアにおける軍事力を低下させれば、その分だけ中国が進出することになる。
それを阻止するのは、自衛隊以外にないのだ。