自民党沖縄県連の照屋守之幹事長は6日、米軍普天間飛行場の移設を巡り、同党の石破
茂幹事長と月内に再協議する考えを明らかにした。県連は普天間「県外移設」の独自公
約などについて、県内移設を認めるよう迫る党本部との「協議の場」を設けるよう要請。
普天間移設が争点となる来年1月の同県名護市長選に向け、党本部と県連の綱引きが激
しくなっている。照屋氏は名護市長選の対応を検討した議員総会後、記者団に「石破氏
から協議の申し入れがあった」と述べ「この話し合いが一つの皮切りになる」と述べた。

 

普天間基地の移設問題は民主党の置き土産の一つだが、もともとガラス細工のようにし
て積み上げてきたものを鳩山氏が木っ端微塵にしただけに、極めて難しい問題となって
しまった。自民党沖縄県連が県外移設の独自公約を掲げなくてはならなくなったのも、
県内の空気が変わったからだろう。下手に県内移設を訴えれば、自分たちの議席が危う
くなってしまう。そう言った目先のことしか考えられないのも、議員と言う地位に就け
ば仕方のないことなのかもしれない。