民主党細野豪志前幹事長は7日、国会内で自らを支持する議員グループの定期会合を
開いた。会合は前原誠司元外相グループと同じ時間帯に行われ、両グループによる議員
の囲い込みが激しくなっている。細野氏は次期代表選をにらみ、年内にも新たな政治団
体の設立を目指している。当初グループの定期会合は水曜昼で、両グループの会合を掛
け持ちする議員もいたが、細野氏が木曜昼に移したことで、踏み絵を迫る格好になった。

 

党勢が退潮するとなぜか揉め事が増えるのが政党と言うものである。次期代表を狙って
いるのか、細野氏が自身のグループを立ち上げ、師匠の前原氏と正面切って激突しよう
としている。敢えて定期会合を同じタイミングにすることで、踏み絵を迫ったわけだが、
このようなことをして結束が強まるとも思えない。前原氏も細野氏もかえって同志を失
う結果となりかねないのではないか。むろん、将来のホープである細野氏が部屋住みの
ままでは民主党に未来はないだろうが。