みんなの党に離党届を提出した江田憲司前幹事長らは16日、同党の院内会派からの離
脱届を衆参両院事務局に提出した。会派離脱は会派の代表者が届けるのが慣例のため受
理されなかったが、江田氏らは18日に東京都内で開く新党の設立総会を前に、みんな
との決別をアピールした。会派離脱届を提出したのは、新党参加予定者のうち、無所属
柿沢未途衆院議員を除く14人(衆院8人、参院6人)。みんなの渡辺喜美代表ら執
行部は、比例選出議員13人の議員辞職を求めており、離党も会派離脱も認めない方針。

 

相変わらずゴタゴタの続くみんなの党だが、江田氏等が離党しただけでは落ち着きそう
にはない。離党も会派離脱も認めず、駄々をこねる渡辺氏が支持されるわけがない。今
のままでは、江田新党にのみ注目が集まり、みんなの党は埋没する可能性は拭えない。
民主党日本維新の会との連携に向けて江田氏が動いているだけに、みんなの党が孤立
を深めていくことになるだろう。政党ブロック構想も全く盛り上がらず、渡辺氏の焦燥
は募るばかりではなかろうか。