民主党は17日、党本部で常任幹事会を開き、先の臨時国会民主党が提出した内閣
不信任決議案の採決を棄権した松本剛明衆院議員に厳重注意し、21日から1カ月間、
党の役職停止にすることを決めた。松本氏は現在、党の政調会長代理と税調会長を務
めている。衆院の外務委員会理事は辞任する。今回の対応は、民主党政権時の201
1年に、菅直人内閣の不信任決議案の採決で棄権した小沢一郎氏らを党員資格停止
カ月にしたのに比べ、寛大な措置となった。

 

民主党にとってはこれ以上、離党されても困るのが現状であろう。それだけに寛大な
処分を下したのだろうが、当の本人にとってはどうでも良い話ではないか。江田氏や
細野氏の超党派の勉強会にも参加しており、民主党と言う看板にまったくこだわって
いないと思われる。今となっては民主党所属であることが、足枷となっていると言っ
ても良いのではないか。民主党もこのような中途半端な処分を下すくらいなら、スパ
ッと切り捨てるくらいの覚悟は必要ではなかろうか。