社民党は15日の党改革推進本部で、党首選への立候補要件を緩和し、党所
属国会議員の推薦を義務付けない方針を決めた。これまでは所属都道府県連
の推薦に加え、国会議員の3分の1以上か党員200人以上の推薦が必要だ
った。近く常任幹事会で正式決定する。

 

社民党にとって所属する国会議員が激減した以上、党首選への立候補要件を
緩和することは致し方ないところだろう。だが、そのようなことをしても虚
しいだけではないか。政党そのものの維持が難しい中、こうした弥縫策をと
っても意味がないだろう。おそらく選挙を重ねる度に社民党議席を減らし
続けていくであろうし、それを防ぐ手段もない。そのことを考慮すれば、次
の党首選を開けるか、それすら怪しいものである。