社民党吉田忠智党首は18日、副党首に香川県さぬき市の多田雄平市議を
充てる方向で調整に入った。若手の抜てきで旧態依然とした党のイメージ刷
新を図り、党勢衰退に歯止めをかけたい考え。ただ、人選の検討を委ねられ
た党地方議員団には、多田氏が経験不足として反対する意見もあり人事の行
方は不透明だ。副党首は「党の最高執行機関」である常任幹事会のメンバー。

 

若手の抜擢とは言うものの、多田氏には申し訳ないが、地方市議ではあまり
に実力不足ではなかろうか。いったいどういった経緯で抜擢されたのか、そ
の辺も良く分からない上、形式的に置いただけなのではないか。このような
生き残り策が本当に意味のあるものになるか、吉田氏はもう少し考えるべき
である。社民党は消滅する運命を自ら早めているようにも見える。だが、社
民党が消滅しても誰も困らないのも事実ではなかろうか。