日本維新の会で7日、石原共同代表の原子力政策を巡る発言への批判が相次
いだ。石原氏は6日の党エネルギー調査会の講演で、日・トルコ、日・アラ
首長国連邦の各原子力協定について、党の方針に反して衆院本会議の採決
で賛成すると発言。党国会対策委員会は7日の会合で、石原氏に発言の撤回
を求め、採決で賛成か欠席した場合には石原氏を処分することを決めた。小
沢鋭仁国対委員長は「あり得ない。党の統率力が問われる」と語った。

 

日本維新の会は良くも悪くも寄せ集め政党である。その中でもオリジナルメ
ンバーと言っても良い大阪維新の会のメンバーと石原氏が率いた旧太陽の党
のメンバーが決定的にそりが合わず、事あるごとに衝突している。これまで
は何とか収拾出来ていたわけだが、石原氏が党の方針に従わない行動に出た
場合、何らかの処分が下るのは間違いない。その際、旧太陽の党メンバーが
どのような動きを取るか。橋下氏が求心力を失う中、日本維新の会は何処へ
行こうとしているのだろうか。