日本維新の会松野頼久国会議員団幹事長と結いの党の小野次郎幹事長は1
9日、国会内で会談し、議員立法の共同提案などを通じて、国会対応で連携
を強める方針を確認した。両党の国対委員長も同席した。参院統一会派
組めるかが今後の焦点となる。小野氏は会談後の記者会見で、衆院に先行し
参院統一会派を結成する案について「政策のすり合わせを深めなければ
数合わせとの批判を受ける」と述べ、政策面で合意した後に統一会派を模索
する考えを表明した。

 

低迷する維新の会にとって、野党の中でのイニシアチブを握って存在感を示
したいところだろうが、なかなか厳しいのではないか。本家の大阪では橋下
氏が一人相撲としか言いようがない市長選に臨んでおり、ますます支持率を
落とすことだろう。大阪都構想にこだわるのは良いのだが、一気にカタを付
けようと焦り過ぎではないか。今回、みんなの党から分かれた結いの党にと
っても、安倍政権にすり寄るみんなの党とは違う選択をしたかったのだろう。
大阪系と旧太陽系の内紛ばかりが話題になるだけに、維新の会が今回の連携
で何を得られるのか、示して欲しいものだ。