松山市議会の主要会派「松山維新の会」が、名称の変更を検討していること
がわかった。同会は4月27日投開票の市議選で現職2人が落選しており、
同会幹部は「もはや『維新』の看板に追い風はない」とし、維新の文字を省
いた名称にする方向だという。同会は、大阪府知事だった橋下徹大阪市長
地域政党大阪維新の会をつくってから1か月後の2010年5月に結成
され、改選前は11人が所属する最大会派だった。

 

こう言うみっともないことが通用するのが、政治の世界なのだろうか。松山
維新の会は日本維新の会が結党された直後には日本維新への合流を表明して
いたが、衆院選後は距離を置いている。看板を掲げたり下ろしたり、有権者
を欺くようなことがあって良いはずがない。主要会派としての立場を維持し
たいのだろうが、仮に維新の名を外しても中身が変わらなければ、いずれ主
要会派から転落するのは明らかである。