公明党伊佐進一衆院議員は2日の衆院安全保障、外務両委員会の連合審査
会で、「こういう場合には集団的自衛権(行使)がどうしても必要だとなり、
国民に理解してもらえるのであれば、きちっとした手続きをとって認めても
いいのではないか」と述べ、政府・自民党の限定容認論に理解を示した。与
党協議で慎重な姿勢を示す公明党内からの発言としては異例だ。

 

これが公明党の意思なのだとすれば、自民党の下駄の雪と揶揄されても仕方
のないことだろう。集団的自衛権の行使に反対する姿勢を見せておきながら、
限定的であれば構わない、二枚舌と言わずして何と言うのだろう。与党であ
り続けることが公明党の至上命題なのだとすれば、もはや政党としての体を
成していない。そのことに気が付いていないわけではないのだろうが、それ
を口にすることは、創価学会が控えている以上、出来ないのだろう。