公明党は12日、9月の内閣改造で、太田昭宏国土交通相の留任を求める方
針を固めた。安倍晋三首相は公明党に対し、引き続き閣僚ポスト一つを割り
当てる考えで、公明党の希望を受け入れる見通しだ。このため太田国交相
続投は濃厚となった。太田氏は2012年12月の第2次安倍内閣発足で、
国交相に就任。現在、党内では全国代表者会議議長を務め、山口那津男代表
に次ぐナンバー2に位置付けられている。

 

公明党集団的自衛権の行使容認に踏み切り、あくまで政権与党にしがみつ
く決断をした。このまま太田氏が国交相に留任し、安倍政権を支えることに
なったわけだが、果たして何処まで公明党は下駄の雪と揶揄され続けられる
だろうか。与党であることが至上命題と化し、何処までも自民党に付いてい
く、そんな姿勢を支持母体の創価学会はどう考えているのか。むろん、学会
の意向を抜きにして勝手なことは出来まい。学会も公明党と一体で動いてい
ると考えた方が自然かもしれない。