日本維新の会と結いの党は10日、両党合同の両院議員総会衆院議員会館で開き、
21日に結成する新党の名称を「維新の党」に決めた。新党名の協議は難航し、維
新の一部から合流見送り論も出たが、両党は最終的に決裂回避を優先した。新党結
成に向けて両党は今後、維新の橋下徹代表と結いの江田憲司代表の2人が就く見通
しの共同代表の権限や、大阪と東京の2本部の機能を詰める。集団的自衛権原発
再稼働、消費税率10%への引き上げなど重要政策の取りまとめも急ぐ。

 

ここで妥協が出来たと言うことは、ここまで揉めることも無かったのではないか、
とも言えるだろう。「維新の党」と何とも味気ない政党名になってしまったわけだ
が、果たして橋下氏がこれで良かったのだろうか。妥協によって生まれた政党名に
愛着が湧くとは思えず、スタートからして多くの問題を抱えている。こう言ったと
ころで感情的なしこりが残ることになる。早め早めに解決していかないと、別の問
題が起きた際、連鎖的に爆発する可能性さえあるのではないか。