民主党大畠章宏幹事長は11日の記者会見で、16日に盛岡市で全国会議員対象の
研修会を開くのにあわせて両院議員総会を開催し、党役員人事を正式決定する考えを
明らかにした。海江田万里代表は大畠氏の交代を含めた人事刷新を検討しているが、
研修会では骨格のみ示し、両院総会は26日に開くとしていた。党内の意見に配慮し、
正式決定を前倒しした。

 

党内からの突き上げに抗しきれなくなったのか、それともガス抜きのための前倒しな
のか、いずれにしても新しい風を吹き込む必要があったのだろう。むろん、新しい風
と呼べるような人材がいるとは思えず、労組の組織内候補と言うだけで当選回数を重
ねてきた人物が執行部入りするのではないか。やはり、民主党政権の悲惨な末路を払
拭しない限り、民主党に明日は無い。解党的出直しと良く言われるものの、それがポ
ーズに過ぎない以上、救いようがないのだ。