維新の党は5日夜、東京と大阪でテレビ会議による執行役員会を開き、次期衆院選
向けた候補者の公募を週内に開始する方針を確認した。また、結党後初となる党大会
を来年2月22日に大阪市内で開催することも決めた。席上、江田憲司共同代表は「
衆院は常在戦場だ。いつ(選挙が)あっても活動できる体制を一日も早く整えていこ
う」と訴えた。衆院選の候補者について、国会議員団は「100人以上」を早期に擁
立する方針を確認しているが、松井一郎幹事長(大阪府知事)は記者団に「今の時点
で何人でいいという線引きはしない」と語った。

 

2年前の衆院選では維新の会は正に台風の目であった。準備期間が申し少しあったら
民主党を第2党の座から引き摺り下ろしていた可能性さえあったわけだが、その無理
がたたってか、分裂してしまい党勢も後退している。そんな中、次期衆院選に向けた
候補者の公募に動いたのは、早めに優秀な人材を押さえたいとの表れだろうか。野党
統一会派構想などもあったが、選挙区の調整が難しく早々に破綻していた。大阪都
構想も実現が難しくなった今、橋下氏や松井氏が目指すのは何処なのか。いまいち先
が見えてこないのは気のせいだろうか。