民主党と、みんなの党が合併に向けて協議を始めることが14日、わかった。両党首
はこの日会談し、衆院解散・総選挙に向けて選挙協力を進めることで一致。共産党
外に野党候補がいない選挙区での候補者擁立を目指すことや、共通政策を作ることで
も合意した。これまでの水面下の調整では、民主党の党名を残すことを念頭に政策の
一致を目指している。

 

民主党執行部の一人は「できるだけ対等な形で合併したい」とし、みんなの党の幹部
は「合併後、さらに他政党の議員の参加を呼びかける受け皿にしたい」と語っている
ようだが、単なる数合わせに過ぎないのではないか。民主党と言う看板が残ろうが、
残るまいが、綱領さえまともに作れないごった煮政党になるのがオチである。浅尾氏
は「自民、公明に代わる政治勢力の候補者を立てていくのが政党の責務だ」と主張す
るものの、そもそも候補者を立てることが目的ではない。