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衆院選は６日、中盤に入り、与野党の党首の遊説に勢いの差が見え始めている。優勢
が伝えられる自民党の安倍晋三首相は、ピンポイントで民主党幹部の選挙区に入って
攻勢をかける。これに対し、民主党の海江田万里代表は、愛知など、これまで同党の
“金城湯池”といわれた地域を固める防戦姿勢が目立ってきた。

安倍首相が民主党幹部の選挙区に入ることで、あわよくば民主党を支えている屋台骨
を崩していく策なのだろう。最大野党である民主党を挫くことが出来れば、今後の政
権運営もしやすくなる。代表である海江田氏でさえ劣勢を強いられる中、これまで民
主党が強かった北海道や愛知を守るのに精一杯である。すでにワンサイドゲームにな
りつつあるが、民主党に反撃の機会は訪れるのだろうか。