民主党細野豪志元幹事長は19日、国会内で記者会見を開き、党代表選(来年1月
18日投開票)への出馬を正式に表明した。「民主党としての旗を掲げ直し、新民主
党を再生していきたい」と決意を述べた。細野氏は会見で、安倍晋三政権で「立憲主
義が危機的な状況に立たされている」と批判。「国民が選択できる政権の枠組みが風
前のともしびだ。民主党の再生なくして政権交代の枠組みはない」と述べ、政権交代
可能な政党にするための出馬だと強調した。

 

いよいよ細野氏が代表選に挑戦することになった。ただ、細野氏は野党再編について
は「自主再建を実現していきたい」と訴え、野党再編を否定した。「国民が選択でき
る政権の枠組みが風前のともしびだ。民主党の再生なくして政権交代の枠組みはない」
とまずは民主党の再生を目指す考えを示した。しかし、再生と言っても道は容易では
ない。今回の衆院選では議席数は増えたものの、微増に留まっており、反撃の糸口を
つかむには至っていない。代表になったとしても、難しい状況がすぐに改善されると
は考えにくいのだ。