読売新聞社の全国世論調査で、民主党代表選について聞いたところ、次の代表にふさ
わしい人は、岡田克也代表代行が32%、細野豪志元幹事長が30%となり、両氏が
ほぼ並んだ。長妻昭厚生労働相は16%だった。ただ、民主支持層に限ると、岡田
氏が45%で、細野氏の31%、長妻氏の19%をリードしている。

 

岡田氏が民主支持層ではリードしているようだが、細野氏・長妻氏が2位・3位連合
を組んだ場合、決選投票で勝てる可能性はある。しかし、リベラル色を前面に押し出
している長妻氏と細野氏が組むことは難しいだろう。それだけに、岡田氏が細野氏を
取り込むことになるのではないか。党の要職に起用するにしても、党勢が落ち続けて
いる民主党を立て直すのは容易ではない。結局、野党再編に動かざるを得ないのでは
なかろうか。