山本太郎参議院議員が生活の党に合流して新たに発足した「生活の党と山本太郎とな
かまたち」は27日、山本氏と小沢一郎議員が共同代表に就任することを発表し、共
に会見に臨んだ。山本氏は「無所属では発言権がほぼなかった。政党の一員となり発
言力を高めていく」としたうえで、「『脱被曝』という公約が入っているのは生活の
党だけだった」と、生活の党に合流した理由を述べた。

 

所属議員が5人で共同代表が2人、何とも珍妙な構図である。小沢氏は「われわれは
唯一明確に『脱原発』『脱被曝』を表明している政党だ。そういう意味で山本さんの
主張となんら変わらない」と語るものの、単なる数合わせに過ぎない。小沢氏は野党
再編に蠢動していたと思うが、野党再編の際に脱原発・脱被曝を条件にするとでも言
うのだろうか。小沢氏がここまで影響力を失うと誰が考えたことだろう。政党要件を
維持するために、四苦八苦しているのが良く見て取れる。