維新の党は10日、民主党の最大支持団体の連合と初めての政策協議を衆院議員会館
行った。協議には維新の松野頼久幹事長、柿沢未途政調会長が出席。連合の神津里季生
事務局長から2015年度予算案への要望を聞くとともに、今国会の焦点の一つである
労働法制をめぐり意見交換した。協議後、柿沢氏は記者団に「顔と顔の見える関係を構
築する第一歩だ」と強調した。

 

大阪の橋下氏は連合傘下の官公労への批判を繰り返しており、連合との政策協議を歓迎
しているとは思えない。そもそも民主党内でも維新と合流しての新党結成の動きは停滞
しているのが現状であろう。細野氏が岡田氏に敗北したことで、野党再編よりも党の再
生に力を注ぐ構えのようだ。江田氏が何を考えて連合との政策協議に乗り出したのか、
いまいち意図が見えてこない。再編への地ならしのつもりかもしれないが、何の意味も
無いことは確かである。