海上自衛隊最大の護衛艦「いずも」が25日、横浜市のジャパンマリンユナイテッド
磯子工場で就役した。自衛艦旗授与式で訓示した中谷元防衛相は「国の平和と独立を
守るのは自分たちだという気概を持ち、一致団結して任務に精励してほしい」と述べ
た。いずもは、空母のような全通甲板を持つヘリコプター搭載護衛艦。哨戒ヘリ9機
を搭載できるほか、陸自が購入を決めた垂直離着陸輸送機V22オスプレイも離着艦
できる。

 

我が国の海を護る心強い船がまた一隻就航した。同型艦の「ひゅうが」型と比べて甲
板が約50メートル長く、収容人数も90人多い約470人となる。潜水艦を探知す
る哨戒ヘリコプターなどを9機運用出来、太平洋へ進出してくる中国の潜水艦を牽制
することだろう。旧海軍の「翔鶴」「瑞鶴」並みの巨大さを誇る護衛艦だけに、どの
ように運用されるか、大いに気になるところだ。宝の持ち腐れとならないよう、気を
付けて欲しいものだ。