民主党岡田克也代表は20日、東京都千代田区の日本外国特派員協会で記者会見を
行った。外国メディアの記者からは「民主党から代替案が出てこない。国民を興奮さ
せる政策を打ち出すべきだ」などと批判が続出した。岡田氏は「次の選挙を考えたと
きに、有権者が興奮するが、実はあまり中身のない政策を打ち出すべきか。それとも、
冷静に判断してもらえる正直な政策、ただ、あまり興奮はしないかもしれない政策を
打ち出していくべきか。これは重要な選択肢だ」となどと反論した。

 

外国メディアからの痛いツッコミにも、きちんと耳を貸してこそ野党第一党の代表と
言うものではないか。岡田氏は「違いは示している。人口減少、財政危機などについ
て誠実に応え、夢が持てる政策を打ち出していく」と反論したものの、以前の民主党
のように夢物語のような政策を打ち出しても、誰も信じてはくれないだろう。現実的
な政策だけでは注目を集めないのも確かだが、出来もしないいい加減な政策を前面に
押し出されるよりははるかにマシである。