大阪市を廃止して5特別区に分割する「大阪都構想」の賛否を問う住民投票は17日
午後8時に締め切られ、開票が進んだ。政令指定都市の廃止か存続かを市民が判断す
る初の住民投票。結果には法的拘束力があり、賛成多数なら2017年4月の大阪市
廃止が決まる。当日の出口調査では、賛成が反対をやや上回っている。期日前投票
を含め接戦となりそうだ。

 

大阪市選挙管理委員会によると有権者は約210万4000人。投票率は66.83
%で、大阪府知事選とのダブル選挙となった2011年の市長選の60.92%を上
回っているようだ。住民投票までに大阪都構想が本当に理解されたのか、その辺りは
置いておくとして、賛成・反対が接戦になったのは、橋下氏を始めとした大阪維新
会の面々が精力的に動いたことが要因だろう。大勢は未明には明らかになる。橋下氏
の悲願が成就するか、いよいよ運命の時である。