維新の党は21日午前、国会内で執行役員会を開き、新たな執行部人事を了承した。
幹事長に柿沢未途政調会長、後任の政調会長今井雅人政調会長代理を起用。片山虎
之助総務会長と馬場伸幸国対委員長は留任した。橋下徹最高顧問(大阪市長)、松井
一郎顧問(大阪府知事)の続投も決まった。

 

松野代表は今回の人事について「第2世代が育ってほしいということで、いろんな経
験を積んでもらいたいとの思いを込めた」としており、橋下氏の政界引退で混乱する
党内をまとめたい、との意向があるのだろう。しかし、維新の党も大阪系、民主党系、
結いの党系、など寄せ集め政党と言う弱点がある。この混乱を糧にして、党内がまと
まるのか。それとも、ズレが大きくなって分裂していくのか。松野氏には橋下氏のよ
うなカリスマ性があるとは思えず、厳しい運営が続くだろう。