安倍晋三首相は22日、今夏に発表する戦後70年談話について、先の大戦への「謝罪」
の表現を盛り込まない方針を固めた。未来志向を前面に出すとともに、戦後の歴史に区
切りを付ける必要があると判断した。ただ、米国内には首相の歴史認識を「修正主義」
と警戒する向きもあり、首相は同国の動向なども見極めながら慎重に最終判断する。

 

首相周辺は「首相には『自分がおわびをしたら、いつまでおわびしなければいけないの
かという問題を残すことになり、次の世代に悪い』との思いがある」と談話に謝罪を盛
り込まない意図を指摘している。一方的に謝罪だけをしても、それを受け止める側が納
得しなければ、そもそも和解など出来るはずがない。歴史認識を外交のカードとして切
り続ける国がいる限り、謝罪などしても我が国を縛り続けるだけである。そもそも談話
を発表する意味があるのか。その辺から考えて欲しいものだ。