安倍政権に対抗するため野党勢力の結集を目指す民主党が、維新の党の取り込みに本
腰を入れ始めた。国会での共闘態勢強化を当面の課題としており、維新との幹事長・
国対委員長会談を25日に開き、安全保障関連法案の徹底審議を求めていくことなど
で共同歩調を確認したい考え。来年夏の参院選をにらみ、合流も視野に入れている。

 

枝野氏は今回の会談について「野党間でできる最大限の連携、協力をしていきましょ
う、ということだ」と連携に意欲を示している。しかし、維新の党には泥舟と化した
民主党を飛び出した議員が所属しており、そもそも支持基盤が大きく異なるのではな
いか。労組と全面的に対立していた橋下氏がいなくなり、その辺の障害が無くなった
との判断だろうか。民主党と維新の党が合流しても単なる寄せ集め政党に戻るだけ、
そうとしか考えられないのだ。