民主党は20日、党本部で全国幹事長会議を開き、女性候補を発掘するため、衆院選
の全国比例11ブロックごとに政治家養成スクールを年内に設立することを決めた。
同党は「女性重視」を強調しており、その一環となる。スクールでは、党役員による
政局や政策課題の解説、実際の選挙活動などについて講義を行う。岡田克也代表は女
性議員について「これから数年で次元の違うような増やし方をしていかないといけな
い」と語った。

 

民主党女性候補を発掘を試みるのは勝手だが、果たしてそううまくいくだろうか。
民主党の看板を嫌い、不利なはずの無所属で出馬する候補もいる中、女性重視を掲げ
てもそうそう集まるとは思えない。さらに来年夏の参院選について、玄葉選挙対策
員長は「1人区は選挙協力して臨んだ方がいい」としながらも、他党との連携が進ん
でいるようには見えない。このままでは掛け声倒れに終わるのは間違いなく、執行部
の責任は免れないだろう。