民主党と維新の党は8日、安全保障関連法案の対案である領域警備法案を衆院に共同
提出した。同日の衆院平和安全法制特別委員会で趣旨説明が行われ、審議入りした。
自民、公明両党は8日の幹事長会談で、安保関連法案を15日の特別委で採決し、1
6日の衆院本会議で可決、通過を目指す方針を改めて確認。採決日程をめぐる与野党
攻防が激しくなっている。

 

もともと民主党と維新の党は対案の共同提出にいったん合意していたものの、採決日
程をめぐり決裂していた。野党がまとまらなければならないと、岡田克也松野頼久
両代表が会談して連携の必要性を確認し、共同提出を決めたようだ。ここにきてよう
やく足並みを揃えることが出来たようだが、すでに採決のスケジュールはちゃくちゃ
くと決められており、対案が埋没するのは間違いない。一時は与党にすり寄るかと思
われた維新の党も、対決姿勢を鮮明にしてきたようだ。